Groq APIの無料枠でAIの判断ロジックを動かしている話【実際に使用中】
AI日本株自動売買実験で、AIに「買う・売る・様子見」を判断させている部分は、Groq APIの無料枠を経由してLLM(大規模言語モデル)に問い合わせる形で実際に動かしています。有料のAPIは一切使っていません。
🟢 実際に使ってみて
このプロジェクトを始めるとき、「無料であること」を絶対条件にすると決めていました。判断の精度だけを追求するなら有料の高性能なAPIを使う選択肢もありますが、それでは「個人が無料の範囲でどこまでできるか」という実験の意味が薄れてしまいます。Groq APIの無料枠で実際に判断ロジックを動かしてみると、想像していたより十分実用に足る応答が返ってきて、無料枠であることを理由に妥協している感覚はあまりありません。
Groq APIとは
Groqは、高速な推論処理に特化したAPIプロバイダで、オープンに公開されている複数のLLMを利用できるサービスです。無料枠が用意されており、個人の実験・学習用途であれば無料の範囲でAPIを呼び出せます。
なぜ無料枠にこだわったか
判断ロジックの解説記事でも触れている通り、このプロジェクトでは「無料であること」を絶対条件にしています。実際に使っているモデルはGroq API(無料枠)経由のopenai/gpt-oss-120bというモデルで、判断そのものはこのモデル1つに任せています。有料APIに切り替えれば判断の精度が上がる可能性はありますが、それよりも「無料の範囲でどこまで成立する実験にできるか」を優先した結果、この構成に落ち着きました。
実際に使ってみた感触
- 構造化出力を強制できる: AIには自由な文章ではなく、action(買う・売る・様子見)・提案数量・判断理由・確信度などを構造化された形式で出力するよう強制しています。この構造化出力の指定がGroq API経由でも問題なく機能しており、後続のリスクルールエンジンでそのまま扱える形でデータを受け取れています
- 応答速度に不満を感じたことはない: 高速な推論処理を売りにしているサービスだけあって、1時間おきに複数銘柄の判断を行わせても、応答待ちがボトルネックになる場面は今のところありません
- 無料枠の範囲で運用が成立している: 保有銘柄・ウォッチリスト合わせて十数銘柄程度の判断を1日数回行う規模であれば、無料枠の範囲で安定して動かせています
AIの判断は、そのまま発注には使われない
Groq API経由でAIが「買いたい」「売りたい」と判断しても、それだけでは発注されません。判断ロジックの解説記事で詳しく解説している通り、AIの判断はリスクルールエンジンという、AIの判断とは独立したコードのチェックを必ず通過してからでないと実行されない構成にしています。AIの判断理由(reasoning_text)自体は要約・書き換えせずそのままブログ記事・動画に転記する方針で、後から判断内容を検証できる状態を保つようにしています。
よくある質問
Q. Groq APIとはどんなサービスですか? A. 高速な推論処理に特化したAPIプロバイダで、複数のオープンなLLM(大規模言語モデル)を利用できます。無料枠も用意されており、個人の実験用途であれば無料の範囲で動かせます。
Q. 無料枠だけで実運用は不安になりませんか? A. 「無料であること」自体をこのプロジェクトの絶対条件にしているため、有料APIへの切り替えは検討していません。無料枠の範囲内で成立する設計にすること自体が、この実験のテーマの一つだと捉えています。
Q. AIの判断はそのまま発注に使われるのですか? A. いいえ。AIが出す「買う・売る・様子見」の判断は、AIの判断とは独立したリスクルールエンジンを必ず通過してからでないと発注されません。AIの判断オブジェクト自体がこのチェック処理には渡らない設計にしています。
判断ロジック全体の流れ・リスク管理ルールについてはAI日本株自動売買の判断ロジックとリスク管理ルールを公開しますで詳しく解説しています。